今日からより具体的な話をしていきますが、ご紹介する内容は、式場によっては当てはまらない部分もあると思いますし、ここに全ての対策ポイントを書ききることは難しいです。
ただ、なるべくどのエリア・どのタイプの式場であっても当てはまる不変的な考え方はありますので、そういったことを書いていきたいと思います。
まず「ゼクシィnet」のメンテナンスは、集客UPを狙った時、やっぱり大切だ、ということと、とはいえ「ゼクシィnet」のどこをメンテナンスしなければならない状態なのか、きちんと知った上でメンテナンスしましょう、ということ、そしてその方法は以前紹介しました☺
まだ読んでいない方は▼コチラのリンクから▼
【vol.4】ゼクシィnetパフォーマンスレポートの読み解き方
そこで、会場TOP→フォトギャラリーの判定(参画エリア内で参画した会場の結果平均値であるS,A,B,C)が下がってしまっている式場のプランナーさんは、会場TOPで魅力を十分に伝えられていない可能性がありますので、ぜひ読んでみて下さい♥
▼目次▼
ゼクシィnet【会場TOP】の中の重要ポイント
ユーザーがゼクシィnetの各式場【会場TOP】にたどり着いた時、式場のダイジェスト情報が1ページで見られるようになっています。
【会場TOP写真:正方形4枚】(写真)
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【式場名・アクセス・費用(80名〇万~〇万)】
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【フォトギャラリーの1カセット目】(写真)
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【式場の特徴】
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【オリジナル特典(来館特典・成約特典)】
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などなど縦長のページとなっています。
特徴的なことは「文字」が少ない設計だということです。
ウエディングに限らず、時代はどんどん「ビジュアル訴求」「ビジュアルコミュニケーション」がメインとなっているため、王道ユーザーを見据えた万人ウケする作りだ、ということですね。
ゼクシィnet【会場TOP】の一番のキモ
こういったことを加味すると、「ゼクシィnet 会場TOP」のキモは、ズバリ【会場TOP写真4枚】と【フォトギャラリーの1カセット目】です。
【会場TOP写真4枚】については、ユーザーがエリア検索し、式場一覧が出てきた時にも表示される、かなり重要なポイントであり、その中でも1枚目として登録した写真がアイコン写真としても使われます。
また【フォトギャラリー1カセット目】。
フォトギャラリーは、写真何枚かを組み合わせて、“群”で訴求するスタイルをとっているのがゼクシィnetで、写真群を20個(20カセット)登録できる作りになっていますが(※プレミアムパックで契約の場合)、1カセット目は会場TOPでも表示される最重要カセットとも言えるでしょう。
【会場TOP写真】と【フォトギャラリー1カセット目】のポイント
どんな写真を掲載すべきかは、まさに式場の特徴や、獲得したいユーザー像、そして競合式場によって様々ですが、不変的なポイントを3つ紹介します。
✔ポイント1
【会場TOP写真4枚】と、【フォトギャラリー1カセット目】の写真のまるかぶりは避けるべし☝
実はPCで【会場TOP】を見た場合、4枚の写真は右端に小さく映るだけなのですが、スマホで見た場合、4枚の写真(横スワイプ)がかなり大きくあらわれた後、比較的すぐフォトギャラリー1カセット目が目に飛び込んでくるのです。
この作りを考えると、この2つの写真がまるかぶりの場合、ユーザーは「さっきも見たよ」という感想になり、魅力をより多く伝えることはできませんし、場合によっては離脱(ページから離れてしまうこと)の原因になることすらあります。
ということで、
【会場TOP写真4枚】と【フォトギャラリー1カセット目】は、
イメージは同じだけれど、違った角度の写真を選んだり、他の魅力を追加でフォトギャラリーに組み込むことをオススメします。
✔ポイント2
【会場TOP写真】は“正方形”で“小さく”表示されることを意識すべし☝
多くの式場が、雑誌「ゼクシィ」での使用を見据えて、これぞ!という勝負写真は“横イチ”のものをもっているのではないでしょうか。(横イチ写真をページをまたいで掲載すれば、インパクトが出せますし、横のひろがりを見せやすいから)
ただ、横イチの写真を正方形にトリミングした際、当初訴求できていた横のひろがりを感じさせることはできず、さらに、雑誌時代からスマホ時代になり、細部まで作り込んだコテコテの写真は、画面が小さいため、ゴチャゴチャしているだけで魅力が十分に伝わらない、という状況になりました。
これは撮影する時から意識すべきことでもありますが、あれも、これもを詰め込んだ写真は、スマホ時代には訴求力が低くなりがちであるということ、裏返せば、何かを捨てる覚悟をもって一番訴求したいポイントを見極めて撮影することが大事です。
そして、正方形でも魅力が伝わること、ということを意識して撮影、もしくは写真選定をすることをオススメします。
✔ポイント3
多くのタイプのユーザーに響く写真戦略を考えると、結局誰にも響かない、ということを意識すべし☝
例えば、会場TOP写真4枚のうち、
1枚目:【バンケット写真】ラグジュアリー感満載のホテルウエディングのボールルーム
2枚目:【チャペル写真】あたたかな木目調のチャペルでアットホームな挙式
3枚目:【バンケット写真】最上階、絶景を眺めながらお洒落でエレガンスなパーティー
4枚目:【料理写真】シェフによるこだわりの料理
こんな写真構成だったとすると、おそらく1枚目が好きな人は2枚目・3枚目の写真はしっくりこない、ということになります。
色々なタイプの人に来てほしい!と思う気持ちもとてもよくわかりますが、狙うユーザーを幅広くすればするほど、裏をかえせば、どのユーザーにも響きづらい訴求となる、という意識で、
自社のユーザー像をしっかりとらえた戦略立てをしたほうが良いです。
また4枚目の料理写真は、写真だけで“美味しさ”や“こだわり”は伝わりづらい、ということもお伝えしておきます。
まとめ
今日、お話した内容は、今後【フォトギャラリー】対策の記事でも、もう少し詳しく紹介していこうと思っています。
今年は5Gの解禁年ではありますが、まだまだウエディング業界では、しっかりしたフォト戦略立てが集客UPに結びつく状況が続くかと思います。
表面的な安易なテクニックだけでなく、根本の考え方から学んでいっていただくと、少し状況が変わったときでも活用できるノウハウが身につくと思いますので、引き続き読んでいただけると嬉しいです♡