「ゼクシィnet」は、式場検討初期段階のご新郎・新婦が、雑誌「ゼクシィ」を読んで、もっと情報が知りたい!となった時にたどり着く、重要なプラットフォームです。
だからこそ「思うように集客ができない」という場合、まずは「ゼクシィnet」の見直しから進めることをオススメしていますが、がむしゃらに変更しても、今、どこでユーザーがいなくなってしまっているのか、把握することからしなければ、効果的に時間も費用も使うことができません。
その手掛かりとなるのが、ゼクシィnetパフォーマンスレポートです。
ただし、これを読みとくには、ちょっとしたコツが必要です💦
今日は、ゼクシィnetパフォーマンスレポートの読み方と、活用の仕方についてのお話です。
▼目次▼
ゼクシィnetパフォーマンスレポートの構造
皆さんが毎月見ているゼクシィnetパフォーマンスレポートです。
まずはこのレポートの構造を確認することから始めますね。
このレポートから読み取れること
▶結果が基準値に対してどの程度上回ったのか(下回ったのか)を示す指標(C判定→B判定→A判定→S判定)
▶各カテゴリーのPV数(但し「料金・プラン」は開示されていない)
▶参画エリア内で参画した会場の結果平均値
のみ、です。
ゼクシィnetパフォーマンスレポート読解が難しいワケ
このレポートの構造は、あくまで、参画エリアがベースとなった、同エリア式場との「比較」をする、ということがメインと言えるでしょう。
ただし、皆さんの競合会場は、同エリア内だけでしょうか?
例えば、都内でいえば、「銀座エリア」の式場を検討しているユーザーは、どうしても「銀座エリア」!という訳でなく、「東京駅・皇居周辺」や「浜松町・品川・目黒・世田谷」も検討しませんか?
ということは、同エリア内式場との比較データは多くの式場にとってあまり参考にならない、ということが言えます。
また、もう1つネックとなるのが、PV数しか開示されていないということです。
〈参考〉
PV(Page View) = そのページが開かれた延べ回数
PVしか開示されないということは、極端に言えば、あるカテゴリーページの結果が100PVだとしたら、1ユーザーが100回ページを開いたかもしれないし、100ユーザーが1回づつページを開いたのかもしれません。
さらに、ユーザーがサイトの外に離れてしまうことを指す「離脱数・率」に関しても開示されておらず、一体どこのページでどのくらいのユーザーが離れていってしまっているのかも読み取れないのがこのレポートなのです。
ゼクシィnetパフォーマンスレポートの活用方法
そんな状況の中でも、活用できる使い方があります。
そのためには、ユーザーがゼクシィnetの中をどのように遷移するか(動いているのか)を知ることが必要です。
ゼクシィnetユーザーは、先にもお伝えしましたが、認知度がゆえに、式場検討初期ユーザーが多く存在します。
そんなユーザーの動きとして考えられるのは、まず下のような動きです。
【ゼクシィnetトップ画面】
▼
【「エリア」から探す】
▼
【希望エリアに“レ点”を入れエリア検索一覧へ】
▼
【目にとまった会場をタップ】
〈参考〉
エリアで検索し、会場一覧が表示された時、もちろん上位に表示されたほうが、タップされる可能性は高くなります。
しかし、この表示順は、雑誌、webのオプションを含めた広告費が関係していますので、残念ながら工夫でどうにか出来る訳ではありません。
さらに
「会場トップ」まで来たユーザーの動きは
【①「基本情報」(フォトギャラリーの1カセット目・式場特徴・特典・フェアなどの概要)】
▼ 👧♡いいかも♡
【②フォト・ムービー(色々な角度、場所の写真をチェック)】
▼ 👧♡やっぱりいいな♡
【③料金・プラン(実際問題、お金は重要!)】
▼ 👧♡問題ないかも♡
【④ブライダルフェア一覧】
▼ 👧♡このフェア良いな!休みの日参加できるフェアあるな!♡
【⑤ブライダルフェア詳細】
▼ 👧♡このフェア行ってみよう♡
【⑥申込み】
という流れです。
ただし、この流れの中で、一度サイトを離れて、他のサイト・SNSを行ったり来たりして、理解を深めたりお得な情報を確認したりと、何日も時間をかけながら、フェア申込みまでたどり着くことがほとんどです。
でもユーザーの全体的な流れはこんな感じです。
そしてこの流れを先ほどのパフォーマンスレポートに記入してみると、こんな感じです。(③の料金・プランは非公開です)
さらに分かり易く、流れ順に、参画エリア内で参画した会場の結果平均値を入れてみると、
①基本トップ【B+】
②フォト・ムービー【C】
③料金・プラン【非公開】
④ブライダルフェア一覧【B】
⑤ブライダルフェア詳細【C+】
⑥申込み【B】
という判断になり、これを見た時、多くのプランナーさんは、【C判定】である、フォトやフェア詳細から見直しをしがちですが、実は、これまで話してきたレポートの特徴を加味すると、そのカテゴリーごとの判定で、良し悪しを判断することはできず、むしろ判定が良くないカテゴリーの前のページに問題があったから、遷移せず判定が悪かったんだ、という考え方をしなければなりません。
と考えると、これでいえば、
【C】のフォト・ムービーの前ページである「基本トップ」と【C+】のブライダルフェア詳細の前ページである「フェア一覧」を見直さなければならないということですね。
まとめ
ここまで来ると、少ない情報を活用した改善ポイントが見えてきたはずです。
では、「基本トップ」の見直しが必要だった場合どうすればいい?
「フォトギャラリー」だったら?「フェア一覧」だったら?
それぞれの対策はまた今度していきたいと思います☺